幼稚園保育園の実態⑤

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次に、もし不適切な指導があった場合、どこに連絡すればいいかと言う話をしたいと思います。

園長先生を絶対的に信頼している方はまず園長先生に相談してみるのもいいと思います。

でも、園には絶対知られたくない場合や内部告発の場合
園には言いにくいですよね。


その場合、マスコミ?Twitterで拡散?

それも問題を大きく取り上げてもらうという意味では有効かもしれません。

 

でもちゃんと通報する場所があります。

私は今回どうしたかというと
自分が住んでいる「神奈川県 保育園」と検索したら出てきた保育園を管轄している
「福祉子どもみらい局」と言うところに電話をして相談をしました。

東京都であれば「福祉保健局」というところです。


職員の方は大変丁寧に親身になって話を聞いてくださいました。

そして保育園に立ち入り調査をして、私が気付いていなかったような様々な問題も見つけ業務改善命令を出してくれました。
保育園は今改善に向けて対応をしてくれています。

 

この都道府県や市区町村の管轄からの改善命令は保育園にとって絶対で、

下手をすると業務停止や免許取り消しと言うことになるので間違いなく何かしらの改善をしてくれます。

ちゃんと改善されたかの調査もしてくれます。


ちなみに、誰の通報で調査したのか守秘義務があるので絶対に内緒にしてくれます。
念のため絶対に知られたくない旨伝えておけばさらに安心です。

 

こんなことを言って、園はただ子供を甘やかして保育していればいいと言いたいわけでは決してありません。

 

教育上、安全上、きちんと叱ることが必要な時もあります。

モンスターペアレンツを増やしたいわけでもありません。

 

子供の安全のために厳しく怒らなければいけない場面や、その子のためを思って叱っている時と、

ただイライラして服従させようと怒っているときの違いはわかりますよね。

そして、どんな場合であれ叱ることと褒めることはセットでなければいけません。

 

厚労省保育所保育指針の中の養護に関する基本的事項にはこのような文言があります。
① 一人一人の子どもが、安定感をもって過ごせるようにする。
② 一人一人の子どもが、自分の気持ちを安心して表すことができるようにする。
③ 一人一人の子どもが、周囲から主体として受け止められ、主体として育ち、自分を肯定する気持ちが育まれていくようにする。
④ 一人一人の子どもがくつろいで共に過ごし、心身の疲れが癒されるようにする。

 

これに反していると思える指導があった場合

保育園は改善する義務があります。

  

保育所保育指針解説(5)保育所の社会的責任 にも

子どもに対す体罰や言葉の暴力が決してあってはならない
子どもに身体的、精神的苦痛を与えることがないよう、子どもの人格を尊重する

とあるようにしつけと称して体罰、言葉の暴力、身体的や精神的苦痛を与えてはいけないのです。

 

例えば、食べ物を取り上げる、寝かさない、暴言を吐く、威圧的に怒る、などはこれに当たる事例と言えます。

相談した「福祉子どもみらい局」の職員の方も

そのようなことがあれば迷わず通報して欲しいとおっしゃっていました。

 

通報するか判断を迷うことは一度相談して判断を委ねてもいいと思います。

 

ボイスレコーダーなどの証拠がなくても
子供から聞いた話でおかしいと思ったことや調べてほしいことがあれば
福祉局の職員の方は相談に乗ってくれますし
調査もしてくれます。

 

幼稚園はまた管轄が違い、基準となっている法律も違うのですが

「○○県 幼稚園」「○○区 幼稚園」と検索すれば管轄が分かると思います。
例えば東京都の私立幼稚園であれば東京都生活文化局というところが管轄のようです。
そちらも同じような対応をしてくれるのかわからないのですが
区の子育て支援の方が対応してくれるかもしれませんので
どちらか電話して聞いてみるといいと思います。

 

私も辞めた幼稚園のことも気になってママ友たちと連絡を取り合っています。

そちらもまだ在園しているママ友たちが動いてくれているようです。

幼稚園のことも県や区の対応など、分かったことがあれば追記していきたいと思います。

 

私は始め直接園長に話しましたが解決せず

最終的にボイスレコーダーを持たせましたが

ボイスレコーダーを持たせることに否定的な意見もあると思います。
プライバシーの侵害や、やりすぎだという意見もあるでしょう。

 

でも、保育園や幼稚園のことがニュースになるときは
ほとんど保護者か内部の人がボイスレコーダーをとって
音声という証拠があってニュースになっています。
そこまでしないと事実は発覚しないんだろうな、と思います。

 

なにも職員室の音声を盗み聞きするわけじゃありません。
先生の家庭での音声を聞く訳でもありません。


学校や保育園はより公共の場に近い状態であるべきだと思っています。
誰に見られても、誰に聞かれてもやましいことがないように
透明性があるべきです。


特に幼児や高齢者、障がい者など、自分で被害を訴えることが困難な人を預ける場には監視の目が必要だと思います。

保護者として子供を守るために知る権利も知っておく義務もあるのではないかと思います。

  

おむつも外れていない乳幼児だとお着替えもあるので
どれだけ小さなボイスレコーダーでもバレるのではないかと思うと思います。

でも喋れない乳幼児だからこそ心配ですよね。
その場合、園庭においておいたりバッグの裏地の間に縫い付けてしまったりするという方法を他の記事で読みました。


私だってこんな探偵みたいなこと推奨したくありません。


本当はどの保育園にもWEBカメラや音声ライブ配信が導入されればいいと思っています。


そうすれば昼休みの時間などに子供の様子を確認出来て安心ですし
保育園と親の連携もとりやすくなると思います。

保育園や幼稚園での子供の様子をWEBカメラや音声配信で知れることで
働く親と子供の距離も近づくのではと思っています。

 

未来の子供たちのため、未来の保護者たちのために今自分にできることはしていきたいと思いこの記事を書きました。


長くなってしまいましたが
子供たちのために一日も早く保育現場が安心な場になるよう願っています。